* 東洋医学の適応 *
鍼灸マッサージは“病気”ではなく、“症状”や“体質”に対し治療を行うことができる古くから伝わる医療です。
下記に書かれている症状以外にも、様々な治療があります。
つらい症状、まずはご相談ください。東洋医学がきっとお役に立つと思います。
■ 乳幼児の鍼灸
夜泣き・不眠・疳の虫・小児喘息・夜尿症・アトピー性皮膚炎・アレルギー・繰り返す扁桃腺炎や中耳炎・下痢・便秘・食欲不振・虚弱体質、などなど。子供たちの体調不良の多くが鍼灸の適応となります。
鍼やお灸なんて痛くてかわいそう…なんて心配はいりません。小児鍼はそもそも鍼を刺しません。肌をさすったり、軽く当てるだけの痛みのない気持ちよい刺激です。お灸もぽかぽかと温かさを感じるくらい。0才から適応となり、年齢に応じ刺激量を変えていきます。
生命力の旺盛な子供たちには、ほんのわずかな刺激で、驚くほど元気になる力が備わっています。
■ 学校生活をサポート
小学校が始まると、肩こりや頭痛などの不調を訴える子もでてきます。お友達とうまく遊べない、学校へ行きたがらないなどお子さんのイライラや、落ち着きのなさはSOSかもしれません。また、林間学校でおねしょでの悩みが出てくるのもこの時期です。
中学生・高校生になると生活のリズムが変わったり、人間関係が複雑になり喘息やアトピー性皮膚炎がひどくなることがあります。
女児については月経痛(生理痛)の相談も増えてきます。毎月鎮痛薬を服用したり、学校を休むのはひどい月経痛です。痛みをごまかさず根本からの改善を考えてもらいたいと思います。
部活、クラブ活動によるスポーツ障害や外傷、成長痛
また、最近では小学校高学年〜大学生の起立性調節障害、過敏性腸症候群の相談が多くなりました。自律神経のトラブルの改善は鍼灸が得意とする治療のひとつです。
子供たちは仲間と一緒に学び、遊ぶ過程で成長していきます。のびのびと学校生活を送れるようにサポートしていきます。
■ 未病、体質改善の治療
病気ではないけど毎日不調。いつも気持ちが晴れない。こうした“未病”の治療こそ東洋医学の得意分野です。胃腸の不調、疲れやすい、冷え、身体の痛み、不眠、風邪を引きやすい、やる気が出ない…などはっきりしない症状は周囲からの理解も得にくく、怠けていると自分でも責めてしまいがち。鍼灸治療は自律神経の働きを整え、元気の源を引き出します。虚弱体質、自律神経失調症、更年期障害など多岐にわたる不調も諦めずにご相談ください。
■PMS・生理痛・生理不順
PMS(月経前症候群)、子宮内膜症や子宮筋腫等での痛みや経血量の過不足に悩んでいませんか? 毎月気持ちの良い生理を迎えましょう。女性のトラブルはお灸もとても効果的。当院ではご自宅でのお灸の指導も積極的に行っています。
■更年期障害
閉経前後、女性ホルモンが減っていくことで様々な不快な症状が現れることがあります。40代50代は身体の切換えの時期でもあり、人生の後半に向け身体の扱い方も変えていかなければなりません。乱降下する体調をソフトランディングしていくために体調を整えていくことは大切です。
■ 不妊症
東洋医学の不妊治療は“体づくり”。妊娠は“種(精子)と畑(卵子や子宮)”に例えられますが、原因の有無に関わらず種を育てる土壌がしっかりとしていることは大切です。赤ちゃんが安心して過ごせるための快適な場所をつくるため、全身のバランスを整え、心身ともにリラックスできるような治療をしていきます。不妊治療のゴールは妊娠ではありません。はなこ治療院では妊娠中、出産までしっかりサポートしていきます。
■ 産前(つわり、逆子、安産)、産後のケア
妊娠中のご相談で一番多いのは逆子。鍼灸ではまず冷えや疲労、お腹の張りなどの逆子の原因を治療し、赤ちゃんを正しい位置に導きます。
その他つわり、腰痛、安産に向けての身体作り、予定日の超過など鍼灸が役に立てることがたくさんあります。薬の服薬を控えたいこの時期、風邪等の治療もおすすめです。
母乳の出が悪い、乳腺炎、腱鞘炎、痔、育児疲れなど、産後のケアにも力を入れています。育児を楽しむためにもお母さんの身体も大切に養生しましょう。
■ スポーツ外傷・スポーツ障害
捻挫、肉離れなどのスポーツ外傷。ケガの治癒を早め、ケガを繰り返させなことを目的に、急性期から積極的に治療を行うことが可能です。必要に応じテーピングも行っています。
オーバートレーニングなどによる慢性疲労からおこるスポーツ障害。野球肩・テニス肘・足底筋膜炎・アキレス腱炎・シンスプリント・筋肉痛など、幅広い症状が適応となります。競技技術の向上、生涯にわたりスポーツを楽しめる体づくりを目指します。
■ 働き盛りの疲労やストレス
働きざかりの30〜50代。体力はあるとはいえ、連日の通勤や労働で疲労も溜まりぎみ。首・肩のこり、腰痛、倦怠感、パソコンの普及により目の疲れや頭痛も増えています。仕事や家庭の責任も重い時期。責任感や人間関係から不眠、無気力感、うつ状態、円形脱毛症などストレス症状を訴える方も。鍼灸治療では症状の改善と同時に、緊張しっぱなしの心身を緩め、ストレスに負けないよう気力を養うお手伝いをします。
■ 痛みのない生活を
肩・腰・膝の痛み、四十肩や五十肩。リウマチなどの関節痛。加齢だから仕方がない、変形だから治らない…とあきらめていませんか。これらの症状も、きちんとケアを行うことで痛みを軽減させたり、頻度を減らすことは可能です。そして、これ以上症状が進まないようにすることも大切です。「痛み→動かさない→筋力低下→さらに痛む」という悪循環を断ち切り、人生を楽しめるようお手伝いをしていきたいと思っています。
■ 美容と鍼灸
鍼灸治療を継続すると、内蔵の働きが良くなることで、肌の色艶がよくなったり、むくみが改善しすっきりするなど、身体の変化を実感して頂けます。
美容鍼灸では、むくみ、たるみ、小じわ、目の下のクマなど気になる症状に対する施術に、手足、お腹、背部のツボも併用し、身体のなかから美しさを引き出すことに力を入れています。
東洋医学による美容のキーワードは“健康”。外からのお手入れでは得られない、内面からの美しさをご提供致します。
WHO鍼灸適応
■神経系疾患
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
■運動器系疾患
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・打撲・捻挫・筋肉痛
■循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
■呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪および予防
■消化器系疾患
胃腸炎(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
■代謝内分泌系疾患
甲状腺機能障害・糖尿病・通風・脚気・貧血
■生殖・泌尿器系疾患
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・インポテンツ
■婦人科系疾患
更年期障害・つわり・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
■耳鼻咽喉系疾患
中耳炎・耳鳴り・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿症・咽頭炎・扁桃炎
■眼科系疾患
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
■小児科疾患
小児神経症(夜泣き、疳の虫、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善